かつて家庭用のビデオ機には早送り、巻き戻しという機能がありました。先の場面を観たいときには早送り、観直したいときには巻き戻しというわけです。
今は動画をタップするだけですから、簡単なものですが、これは何というんだろう。
そもそも若い人に、早送り、巻き戻しなんて言って通じるんだろうか。
調べてみると、とんでもないことがわかったのです。
こちら、ねとらぼさんの記事が書かれたのが2014年。
調査によれば、「巻き戻し」という表記がなくなったのは2000年前後。10年近く「巻き戻し」という表現の消滅に気付きませんでしたが、録画媒体がテープからDVDやハードディスクになった際に、記録媒体の動作に応じて表現が切り替えられたようです。
検索の関連ワードにもそれらしき言葉が並びます。
死語とか世代とか、刺さるわー。
しかしですよ、配信アプリTVerさんの記事では早送り、巻き戻しが普通に使われている。この記事2024年ですよ。ナウです、ジャストナウの記事です!
2022年のツギノジダイ、朝日新聞系列の記事でも。
講演内容を聞き逃したとき、飛ばしたいときに巻き戻しや早送りが役に立ちます。
めっちゃくちゃフツー&ナチュラルに使われている!
結局、ほかに代わる言葉って見つからなかったんじゃないかな。意味は通るし。
そりゃ、テープじゃないから巻かないわけだけど、そんなの、靴しかないってなくても下駄箱、ペンしか入れてなくても筆箱っていうのと同じなんじゃない????
(知らんけど)
早送り、巻き戻しは華麗なる復権を遂げていたと、そう考えてよさそうです?!